しじみ汁でアルコールが抜けてくるのはなぜ?

しじみ汁でアルコールが抜けてくるのはなぜ?

お酒を飲み過ぎたー!ってときに、しじみ汁を飲むと、なんだかアルコールが抜けて楽になってくる気がしますよね。あれって、なぜなんでしょうか?

しじみに含まれるオルニチンが肝臓の働きを助けると言われています。

科学的根拠はない

昔から二日酔いにはしじみ汁と言われてはいるのですが、科学的な根拠はないようです。たしかにしじみには、人には欠かせないアミノ酸やミネラルが豊富に含まれているのですが、オルニチンやタウリンがアルコール分解の助けになるという科学的な根拠は無いんです。

ガッテンでの実験結果

ためしてガッテンでの実験によると、お酒を飲んでシメにしじみ汁を飲んだら血中のアルコール濃度が下がったという人が10人中7人でした。専門家によるとしじみのアミノ酸(オルニチン)やビタミンB12が肝臓を活性化させているのでは?ということでした。

オルニチンとは

肝臓にはオルニチンサイクルという代謝経路があります。ここでアンモニアを解毒するんですね。オルニチンは、オルニチンサイクルの一部を構成していて、働きを活発にさせます。これで、肝臓がアンモニアを処理できるというわけ。

アンモニアを処理できないとどうなるの?

アンモニアは疲れを感じさせます。脳が、アンモニアの解毒を再優先とするため、疲れを体に感じさせ、なるべく動かないようにするんですね。また、アンモニアはエネルギーのもとであるAPTの生産も阻害するんです。あなたの疲れの原因も、アンモニアなのかも知れません。

 

オルニチンについて、詳しく研究しているのが協和発酵バイオ。少し前に、草野仁さんのCMもやっていましたね。
協和発酵バイオは、オルニチンのサプリを販売しています。

 

参考)協和発酵バイオのオルニチン